建設現場における生産性の向上や品質の確保を図ることを目的としたシステム。 測量・設計/施工計画・施工・検査、それぞれの工程においてICT（情報通信技術）の活用により、職人による高度な技術の継承とあわせて、安全性と生産性の向上を実現すること。
事業紹介 SERIVICES
数字で見る事業概要
道路工事
- 盛土工
- 低い場所などに土砂を盛り上げて高くし平坦な道をつくること。
- 橋梁下部工
- 橋梁（橋のアーチ部分）が乗る土台となる柱をつくること。高さなどにより橋台、橋脚と呼ばれる。
- 函渠工
- 立体交差のためのコンクリートの箱形の構造物をつくること。上に道路ができ内側が道路や水路が通っているものがある。
- アスファルト舗装工
- 道路の表面処理のこと。 他のものより経済性、施工性がよく広く一般的に使用される。
- 橋梁・道路維持補修工
- 長年の風化により痛んだ橋梁、路面などを修復すること。
河川工事
- 河川護岸工
- 水の流れにより側面（岸）が浸食され崩壊を防ぐためにコンクリートブロックなどにより保護すること。
- 堆積土掘削工
- 河川内にたまった土砂を撤去すること。土砂が堆積すると川の断面が狭くなり水の流れる量が減少する、加えて長い年月を経るとそこに草木が生え更に狭くなる、それらを改善することが目的。
- 堤防補強工
- 堤防をコンクリートなどにより保護すること。堤防は大部分が土でできているため、水が浸透し含水する。それが一定量を超えると堤防が崩壊してしまうため、その崩壊を少しでも遅延させる目的で補強を行う。
- 堤防築造工
- 土砂を盛り上げて高くし堤防を造ること。新設するというよりも既存のものをより高くし、堤内側への水の侵入を防ぐ。
- 堤防除草工
- 堤防の機能を阻害する恐れのある草木を刈り払うこと。堤防表面の風化を防ぐために芝を根付かせるが、2mを超えるほどに成長するものもあり、通行を妨げたり河川の内側は水の流れも阻害するため、撤去を行う。
水路工事
- 水路護岸工
- 水の流れにより側面（岸）が浸食され崩壊を防ぐためにコンクリートブロックなどにより保護すること。
- 用排水路工
- 農地用水、排水の為の水路を整備すること。
- 樋門、樋管工
- 大型の河川の流入口や堤防の水門を造ること。通常時は堤内側の防火用水、農業用水のため一定の水量を確保し、大雨など有事の際は排水のために門を開く。
基礎工事
- 地盤改良工
- 地盤にセメントなど硬化剤を入れかき混ぜ、堅くすること。上に重量物を乗せても沈下を防ぐ目的。
- 杭工
- 構造物などの重量物を沈下しないよう支える柱を打ち込むこと。 場所や用途によって出来上がったものを使用したり、現場で作成するものがある。
下水道工事
- 管路工
- 下水を処理施設までつなぐ管を入れること。
- マンホール工
- 管路の屈折部や集合部に配置し、点検業務の入り口及び空間をつくること。
ICT施工への取り組み
当社では、国土交通省の施策である生産性革命プロジェクトのひとつ 「i-Constructionの推進」を受け、2013年（平成25年）よりICT施工に取り組んでいます。
ICT施工とは
測量での活用
着手前の状況や完成した形状をデータ化するために3Dレーザースキャナやドローンなどで測量するが、当社はその両方を保有しそれぞれの特長にあわせ使い分けを行う。測量は降雨や風などの天候に左右されるが、自社保有のため現場の状況にあわせ柔軟な対応が可能。
施工での活用
測量で入手したデータを施工図に反映させ使用する建設機械に取り込み施工する。従来は現場監督がオペレータに指示を行ったり仕上げ方を伝達していたものを建設機械に取り込むことで自動または簡単な操作で施工が可能。当社は対応する建設機械も多く保有するため、複数の現場で平行活用を成している。
i-Construction大賞 受賞
調査・測量から設計・施工・維持管理までのあらゆるプロセスでICT等を活用して建設現場の生産性向上を図った者に贈られるi-Construction大賞。施工現場でのICT活用の取り組みが評価され、国の直轄工事/業務部門で優秀賞を国土交通大臣より受賞しました。この受賞をきっかけに、今後本格化するICT施工に対応すべくICT部門の立ち上げに至りました。
